「ケアハウスはぁ～と」の正面玄関前には、広いアプローチが設けられておりご利用者の安全性を考慮し、通常はフラワープランターを置き一般の車両が進入できないようになっております。
正面玄関右手には、中央の噴水を取り囲むようにベンチと柵が設置されており、正面左手には、ガーデンテーブルとチェアが置かれ、全体としてちょっとした小公園風になっております。

１階のロビーホールは、プロムナード(散歩道)としてケアハウス棟エレベーターへと続く広いホールとなっています。このプロムナードを経由して「ケアハウスはぁ～と」、｢デイサービスセンターそよかぜ｣、｢ショートステイはぁ～と｣、「グループホームのどか」に行くことができ、建物のメインストリートとなっております。
また、このホールに隣接して１２０名対応のテーブルと椅子が並べられた地域交流スペースがあり、プロムナードと仕切りがないため、より広さを引き立てております。
この空間は、ご利用者様が外出先からお帰りになられた時、あるいはお客様をお迎えするに際して、｢ゆったりとくつろいだ開放感に浸っていただきたい。｣との思いから天井も高くし、広さを強調しました。
また、欧風のテーブルと椅子、そして多くの観葉植物がやさしさとやすらぎを演出しております。ご入居されている方同士、あるいはご面会に訪れた方との楽しい語らいのスペースでもあります。

地域交流スペースでは、誕生会、演芸会などの様々な施設全体行事も行います。
ケアハウスの建物におきましては、ご入居されている方の「家」が各「居室」に当ります。この地域交流スペースの場は、施設に居住されている方にとりましては言わば町内会における公園、会館ともいえます。地域交流スペースは、施設外の人たちとの交流ばかりでなく、施設内の各フロアーの人たちが、施設全体の人たちとの交流を深める場と考えております。
私たちは年齢に伴い、人と接触する機会が減り、孤立感や孤独感に浸りやすくなります。それらを解消するために、地域交流スペースで行われる食事会、カラオケ大会、運動レクレーション等の様々な行事を通じて、仲間づくりの場になっていただけることを願っております。

第２の人生においても周囲に友達がいて、趣味を持ち楽しく充実した日々を過ごしたい。誰もが思う気持ちです。

また、地域交流スペースの正面は、パーテーション（スライディングウォール）により３室に仕切り独立した部屋として利用することができ、正面左手には歩行運動機械を並べた機能訓練室、右手は陶芸用の電気炉も設置された活動室、そして正面は畳を置いた小上がりとなっており、和室として利用いたします。また、この正面の部分は行事を行う際にはステージとなり左右の部屋が舞台の袖として使用いたします。

その他プロムナードには、時間と曜日が指定されていますが「喫茶さくら」や「売店」、「美容室」があります。「美容室」につきましては、ケアハウスやグループホームにご入居されている方ばかりではなく、ショートステイにご宿泊されている方もご利用いただけます。

会議室では、スタッフ会議や講習会の開催の他、ご入居されている方に対しましては、ビデオ、映画上映の場としてもご利用いただけます。

よりくつろいだ温泉気分、露天風呂気分を味わっていただくために、浴室の一面をガラス張りにしてありますので、湯につかり窓越しに、和風の石庭（男性浴室）と枯山水の日本庭園（女性浴室）を楽しむことができます。
また、車椅子をご使用の方は、浴槽内にスロープが設けられており、専用の車椅子で直接浴槽内にご入浴することができます。
泉質は北海道立衛生研究所の分析によりますと、苫小牧市「アルテンゆのみの湯」と同じナトリウム塩化物強塩泉。適応症として、神経痛・関節痛・慢性消化器病・疲労回復・健康増進等があげられております。
脱衣室には全身用のマッサージチェアと自動血圧計も設置されております。